本記事ではこのようなお悩みを解決します。
本記事の内容
仮想通貨やNFTをやっている方なら触る機会が多いメタマスク。
周りでも平然と使っている人が多いけど、実際に信頼しきって良いのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、MetaMask(メタマスク)の安全性・危険性について解説します。
この記事を読むと、メタマスクに潜んでいる危険な要素を知り、さらには安心して使うための方法まで分かりますよ!
MetaMask(メタマスク)とは?安全性について
MetaMask(メタマスク)とは、イーサリアム系の仮想通貨やNFTなどを一括で保管できる仮想通貨ウォレットです。
以下の表からも分かる通り、仮想通貨ウォレットの中でも1番人気を誇っています。
メタマスクはブロックチェーン関連サービスの利用に便利な機能が多いので、これほど使われているのでしょう。
メタマスクは安全なの?
結論から言うと、メタマスクは危険ではありません。
というのも、メタマスク自体はConsenSysという信頼性が高いソフトウェア企業が作っているので、安全だと捉えてOKかと。
それに秘密鍵やシークレットリカバリーフレーズをオフラインで保管できるのも安全な理由の1つです。
ただ、外部からの要因(ハッキングなど)によって危険にさらされる可能性はあるので、次の章で紹介するメタマスクに潜む危険性は必ず知っておきましょう。
MetaMask(メタマスク)の危険性
メタマスクの危険性は、以下の5つです。
偽サイトが存在する
まずメタマスクの危険として1番大きいのが、偽サイトの存在です。
もし偽サイトでメタマスクを接続してしまうと、ウォレット内の資産を抜かれてしまいます。
偽サイトへの誘導方法としては、以下がかなり王道ルートです。
- TwitterなどのSNSでのDM
- Google検索のトップで表示
- ツイートで流れてくる
中にはワンクリックするだけで中身を盗まれるリンクもあるので、絶対に怪しいサイトにはアクセスしないようにしてください。
過去に脆弱性が指摘された
以前メタマスクを含むいくつかのウォレットの脆弱性が、サイバーセキュリティ企業の「Halborn」に指摘されたことがありました。
しかし、この脆弱性が悪用され、ユーザーの資産に影響を及ぼした事例はありません。
メタマスク側では即アップデートして修正されているので、現在は問題は解決されていますよ。
フリーWi-Fiからのハッキング
メタマスクを入れているPC・スマホでフリーWi-Fiに接続するのはやめておいた方が良いです。
なぜなら、ハッキングで仮想通貨・NFTを盗まれるリスクがあるから。
実際にTwitterでも被害に遭ったという報告を見かけます。
ホテルやスタバで良く一息つかれる方は、知識として持っておいてくださいね。
送金ミスをしてしまう
詐欺やハッキングとは異なりますが、メタマスクは送金ミスの危険性もあります。
送金ミスは「アドレスの入力ミス」や「ネットワークの選び間違え」で起こります。
たったこれだけの誤りでも、送ったはずの仮想通貨はなくなってしまいます…。
送金ミスを防ぐために以下の2つのことは最低限守りましょう。
- 宛先のアドレスはコピペする
- 1度小額でテスト送金をする
正しい送金手順を知っておきたい方は、以下の記事に1度目を通しておくことをおすすめします。
>>GMOコインからメタマスクにイーサリアムを送金する方法【スマホ・PC】
知らないNFTを送られる
見覚えのないNFTをメタマスクに送られていて、OpenSeaのHiddenに入っていることがあります。
これは実は詐欺で、うかつに触ってしまうとメタマスク内の資産を抜かれることがあります。
まれに「Collected」に詐欺のNFTが送られていることもあるので、とにかく見覚えのない作品には触れないことを徹底してください。
時間が経てば勝手に消えてくれるので、邪魔だと感じても無視するようにしましょう。
ちなみにOpenSeaのHiddenの扱いを知りたい方は、以下の記事が参考になりますよ。
>>OpenSeaのHiddenからNFTを移動させる方法を解説!非表示を解除しよう
MetaMask(メタマスク)における安全性を高める方法
結論、メタマスクの防御力を上げて安全に使うには、複数のアカウントを使い分けるようにしましょう。
NFTを保管する用のメタマスクとNFTを取引する用のメタマスクで分けておくと、大切な資産を守ることができます。
例えばぼくの場合は、以下のように3つの用途ごとにメタマスクを分けています。
- NFT保管用
- NFT取引用
- Defi用
取引する用のメタマスクには、少額しか仮想通貨を入れないようにして使っています。
複数アカウントの作り方は、「MetaMask(メタマスク)で複数アカウントを作る方法!メリットも解説」を参考にしてください。
さらに安全性を高めたい方向け
複数アカウントを作るよりさらに安全性を上げる方法は、「ハードウェアウォレット」で保管するというものです。
ネットやPCから物理的に離れているウォレットなので、セキュリティレベルを何倍にも向上させられます。
ちなみにマナブさんのような有名な方たちも「Ledger Nano」というハードウェアウォレットを使用されています。
ラジオからの質問で「仮想通貨の外付けウォレットは、なにが良いか?」と質問があったので回答です。
基本的には、最大手の「Ledger」で問題ないと思い、僕は「Ledger Nano S」を利用中。これに入れて、実家でガチホして忘れてました。そしたら価格が「10倍」に増えました😌https://t.co/c20OfIUDQK https://t.co/IsO3YVWy4g pic.twitter.com/icAL7qvlJa— Manabu (@manabubannai) December 21, 2021
詐欺から資産を守るための防御力が段違いに高まるので、ぜひ1度検討してみてください↓
>>NFTの保管方法!ハードウェアウォレットの使用がおすすめ
MetaMask(メタマスク)の安全性・危険性でよくある質問
ここからは、メタマスクの安全性・危険性でよくある質問にお答えしていきます。
メタマスクがハッキングに遭ったら?
やるべき対処法としては、以下の2つです。
- 残った資産を別のウォレットに移す
- メタマスクに紐づいているアカウントの移行を運営にお願いする
特にハッキングされたら資産の移動の方は迅速に行うようにしましょう。
詳しくは「メタマスクが乗っ取りの被害に遭った時の対処法!2度と同じミスをしないための対策も紹介します」で解説してあります。
乗っ取られたメタマスクはどうする?
補足ですが、ハッキングされて乗っ取られたメタマスクは絶対に使わないようにしましょう。
なぜなら、秘密鍵が盗まれており、新たに資産を入れたりすると再び盗まれるリスクがあるからです。
そのため、素直に削除するようにしてください。
>>メタマスクのアカウント削除・再インストール方法を解説!【スマホあり】
メタマスクの注意点は?
秘密鍵・シークレットリカバリーフレーズを誰にも教えないようにしましょう。
どちらもメタマスクに関する超重要情報です。
普通は聞かれることがないものなので、他の人に聞かれた時点で詐欺です。
秘密鍵とシークレットリカバリーフレーズについては今のうちに理解しておきましょう。
>>MetaMask(メタマスク)の秘密鍵を確認する方法!【インポートのやり方も】
>>メタマスクのシークレットリカバリーフレーズを忘れたときの確認方法を解説
そもそもメタマスクはどうやって作る?
メタマスクを作る手順は以下の5ステップです。
- 1. メタマスクの公式サイトへアクセス
- 2. メタマスクをインストール
- 3. パスワードを設定
- 4. シークレットリカバリーフレーズを確認
- 5. メタマスクウォレットの作成完了
非常にカンタンで5分もあれば終わるので、以下の記事をマネしながらやってみてください。
>>【簡単】MetaMask (メタマスク) ウォレットの作り方を画像付きで解説
MetaMask(メタマスク)の安全性・危険性まとめ
本記事では、MetaMask(メタマスク)の安全性・危険性について解説してきました。
メタマスク自体は安全ですが、外から詐欺師によってハッキングなどをされる危険性はあります。
そのため、ここで紹介した内容を頭に入れておき、今後注意するようにしましょう。